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艸砦庵だより

河村正之のページ 絵画・美術、本、山、旅、etc・・・

ちょっと遅くなりましたが、「美術館探訪録・2015年-2 (海外篇)」

少し前に「美術館探訪録・2016年(国内篇)」をアップした。「国内篇」を書いたからには「海外篇」も書かねばならない、昨年も書いていることだし。と、思って確認したら、ない。「美術館探訪録・2015年(海外篇)」はアップしていなかったのである。おかし…

甲斐のマイナールート、水野田山・古武山・徳並山

[コースタイム]2017年3月9日 甲斐大和駅9:45~松智院10:07~マイクロウェーブ反射板11:10~水野田山11:18~林道:大志戸木の実の里森林公園11:35~大天狗12:25~古武山13:12~西大志戸山14:45~徳並山15:00~果樹園舗装道路16:43~甲斐大和駅16…

美術館探訪録・2016年(国内篇)

昨年2016年に国内で見た美術館・博物館等での展覧会の一覧である。寺社、遺跡、庭園等も含む場合もあるが、一般的な画廊等は含まない。ここに植物園や庭園や城址を含めるのはどうかということもあろうが、私は、ここではMUSEUMの範疇をなるべく広くとって考…

逍遥画廊[Gallery Wandering]-3  ヤフオクに出品された絵 その1

逍遥画廊で紹介する作品の選定について、特に明確な基準があるわけではない。「気ままに」が基本であるが、それでも、できればあまり人の目にふれていない(一回目の発表で人の手に渡ったとか、これまでの作品集等に掲載されていないといった)ものを取り上…

「赤線」を引きに九鬼山から鈴ヶ尾山へ

【コースタイム】2017.2.22(水) 田野倉駅~9:50~登山口10:08~池ノ山10:42~九鬼山11:45~高指13:45~桐木差山14:00~林道鈴ヶ音峠14:20~鈴ヶ尾山14:48~朝日小沢16:00~猿橋駅16:20 今回の計画は、九鬼山から東に延びる尾根を辿って鈴ヶ尾山…

逍遥画廊[Gallery Wandering] -2

「光の柱」(498) 制作年:2006.3~2011.12 サイズ:34.4×24.4㎝ 素材及び技法:厚口和紙にアクリルクラッキング地+台紙(キャンソンラビーテクニック) に和紙、アクリル・墨・膠彩・アクリル・油彩転写・アッサンブラージュ 発表:S.29 個展 2012.10/…

逍遥画廊[Gallery Wandering] - 1

グループ展が近づいてきた。出品作の選定をしなければならない。DM用の画像も送らなければならない。 手書きの作品リストノート(手描き文字のデータと手描きの略図入り)と、PC画面の作品リスト(エクセル 文字データのみ)と、作品画像のフォルダの三つを…

雪の奥武蔵・丸山から高山不動へ (2017.1.25)

【コースタイム】2017.1.25 快晴 芦ヶ久保駅10:25~分岐道標11:00~丸山(960.3m)12:30-12:55~カバ岳13:44~ツツジ山879.1m14:45~関八州見晴台16:20~高山不動~大久保入17:30頃~吾野駅18:40 今年二度目の山は奥武蔵、丸山から高山不動へ。特…

2017年初登山 「山椒は小粒でも・・・」 花咲山と岩殿山  (2017.1.6)

月に2回×12ヶ月=24回の山登りと、「2時就寝~9時起床(本当は1時就寝~8時起床としたいところだが、まずは段階的にと)」という目標を、懲りもせず今年も年度目標として掲げた。 さて、今年の初登山である。どこに行こうか。「2時~9時」あるいは「1時…

「日本のカッパドキア」深草観音から鹿穴~大蔵経寺山へ (2016.12.20)

「明日山に行かないか?」と、Kからの電話。速攻で「行こう!」と答える。 前回の山行から中一ヶ月。例によってこの間、何度も計画しては、そのたびに挫折した。日々、制作にまじめに取り組んでいる。作品は確実に進んでいる。その分、山に行く「気」が充ち…

敗退の笹子・中尾根から達沢山  (2016.10.21)

(本稿は二つ前の山行記録です。いったん書き出したもの、敗退記ではあり、中断していたのですが、自戒のためにあえて書きあげてアップすることにしました。) 前回の山行から二カ月以上空いてしまった。暑くて不快な夏。不順な気候。トランスコーカシア三国…

晩秋の大羽根山からトヤド浅間へ (2016.11.18)

それにしても、なぜ?と思う。わが悪癖、遅寝遅起きという生活習慣についてである。いや、それはその理由や問題点などすべてわかっているのだが、それがなぜ海外や旅先になると全く解消して問題なく早寝早起き体制に移行できるのかということである。 海外で…

42(?)番目、20年ぶりの百名山 祖母山  2016.11.7

前回8月の燕~槍縦走ですっかり味をしめたというか、意気投合したメンバーで、二回目の防高山岳部OB会(?)の秋山合宿をやろうということになった。基本は山口と東京の中間あたりの百名山ということと、私の個人的なつてもあって、いったんは大峰山という…

燕岳から槍ヶ岳へ(30年振りの北アルプス・45年振りの防高山岳部夏山合宿) -2 

8月3日 4:00起床。快適とは言い難いが、まあなんとか眠れた。夜半、雨が降ったが、明ければ上空は良く晴れている。下界は一面の雲海。日の出を見る。格別な太陽信仰は持たぬにしても、やはり荘厳としかいいようのない、光と彩の織り成す壮大なドラマである…

燕岳から槍ヶ岳へ(30年振りの北アルプス・45年振りの防高山岳部夏山合宿) -1

高校(山口県立防府高等学校=防高)時代、山岳部に所属していた。45年前のことである。美大・芸大進学志望ではあったものの、思うところがあり、美術部には入らなかった。その、ほぼ灰色に近かった高校時代を振り返ってみるとき、山岳部の思い出だけが、わ…

宮沢賢治ゆかりの山を登る-2 『風の又三郎』の原点、種山ヶ原・物見山

7月15日、岩手の山旅も四日目、最終日である。今日の予定は姥石から種山ヶ原(物見山869.9m)に登り、夕方の新幹線で帰ることだけだ。山歩きは実質1時間半ほど。登山口の姥石までどのくらい時間がかかるかわからないが、たいしたことはあるまい。おそらく…

宮沢賢治ゆかりの山 ― 1 『銀河鉄道の夜』の舞台、南昌山

初めて宮沢賢治を読んだのは、小学校の4年生か5年生の時。そのころ私はすでに重度の活字中毒・読書好きであったにもかかわらず、わが家では本を買うという習慣がほとんど無かった。あるのは姉たちが定期購読していた学習雑誌か、農業雑誌の「家の光」(ああ…

中身の濃かった裏山歩き―金剛の滝綴景 2016.7.17

たまたまちょっとした用事があって帰って来ていた息子が、今日の予定が流れたとのことで、急きょ一家三人で近くの金剛の滝まで散歩に行くことになった。まあ単なる「裏山散歩」で、特段ブログにアップするほどのことでもないのだが、ここのところ更新をサボ…

新緑から万緑の世界へ 御坂・黒岳から釈迦ヶ岳へ

また中一ヶ月空いてしまった。この間一度、わが「裏山」の秋川丘陵の小峰公園桜尾根から金剛の滝をへて、今熊山505mというコースを歩いてはいる。歩程3時間ほどで、一部初めて歩く部分も含まれているのだが、「登山」というよりはやはり「裏山歩き」の延長…

緑に癒され 風に吹かれ 股関節痛に悩まされ~ 外秩父・鐘撞堂山から陣見山へ

一週間ほど前から右の股関節の調子が妙な具合に痛い。二三日前も一時間少々の裏山歩きのあと、舗装道路に降り立ったとたん、右足がアレっという感じで、一歩二歩が前に出なくなった。なんとかだまして歩いたが、なんだ?これは?といった感じだった。 その少…

筍を掘る! 

四月、春たけなわ。「四月は残酷な月だ」と歌った詩人もいたが、つまりそれは裏返しの生命力の祝歌(ほぎうた)である。 ↓ わが家の枝垂桜 清楚にしてあでやか ↓ アトリエから見るNさん宅の八重桜 物狂おしく、妖しきほどに濃厚 ↓ 同上 この過剰なまでの豊穣 …

『国会議事堂・四季山水画壁画』の謎 

某月某日、安保法制施行の日、国会議事堂を見学に行った。私と国会議事堂-われながら似合わない組み合わせだとは思うが。 外側の正門前では多くの人が抗議行動を行っている。私の居るべき場所はあちら側ではないのか。 ここ数年、高校時代の同期で月に一度…

カモシカとご対面 笹子から大沢山・大洞山・笹子峠へ (2016年4月6日)

またしても中一ヶ月空いてしまった。ブログのことではない。いやブログもそうだが、山のことである。ここまで確実に月一のペース。しかし、もう何も言うまい。ともあれ一ヶ月ぶりに登ってきたのだ。 ルートは、ここのところポピュラーなところが続いたが、日…

百蔵山から扇山へ(2016年3月1日)

「月に二回の山行」という年度目標は、一月二月を通じて、早くも崩壊しつつある。 しかし、「12ヵ月×2回=年間24回」と読み替えれば、何の、まだ充分可能性はある、ということで気を取り直して、百蔵山から扇山へと歩いてきた。 百蔵山と扇山はその位置が良…

葛藤と挫折の果ての馬頭刈山 (2016.2.11)

例によって例のごとし。 山に行きたいのに、行けない。山に行くべきなのに、行かない。 この葛藤というか、二律背反、あるいはダブルバインディングについては、自分でもよくわからない。説明できない。遠足に行きたくない子が、遠足の前夜あるいは当日の朝…

久しぶりの雪の山 高川山

何となく復活の兆しを見た昨年をうけて、今年の目標もまた「月に二回の山行」と、ひそかに自信を隠して打ち上げたのだった。だが、先にブログに書いたように(「老醜酔惨~思いっきりコケた」)、正月早々に転んでひざを強打し、しばらく山どころでなかった…

美術館探訪録―2015年 1.国内篇

以下に記すのは昨年2015年に日本国内で見た展覧会である。基本的に入場料を払って見た美術館・博物館での展覧会だが、一部には無料のものもある。寺院・教会・遺跡等も含む。一般画廊の個展等は含まない。回数で言えば29回。 私はごく簡単なものではあるが、…

老醜酔惨~思いっきりコケた!

某月某日夕方、そろそろ制作に取り掛かろうかとしていた矢先、電話が鳴った。福生在の画家M君からである。共通の教え子だったHが鹿沼から泊まりがけで遊びに来ているから、一緒に飲まないかとの由。異存はない。退職以来、社会的生活に縁が薄くなったおか…

プロフィール写真について~光陰矢の如し

1年間ブログのプロフィールの顔写真の欄が空白というか、グレーのシルエットのままですごしてきた。今現在の素顔をそのまま晒すということに抵抗があったからである。ありていに言えば、私は今の自分の顔があまり好きではないのだ。 グレーのシルエットのま…

アトリエ風景 ~ この1年

一月の末にブログとHPを始めてほぼ1年、正確には11カ月がたつ。この間にUPした記事は50本弱、月平均4本少々。いわゆるブロガーには及びもつかぬが、自分としてはまあまあではないかと思っている。というか、現状ではほぼ精一杯というのが本音。 ↓ アトリ…

冬至の日(12月22日)に陣馬山に登った.

今年も残り少なくなってきた。年内にもう一度どこかに登ろうと思った。天気予報を勘案して12月22日にする。ふと見れば冬至とある。一年で昼が最も短く夜が最も長い日。この日を境に昼が長くなる。つまり再生復活の日。そう言えば今は25日と決まっているクリ…

通り矢尾根から三室山を越えて青梅・吉野街道に友人の個展を見に行った。(2015.12.6)

古い知り合いの、30代の予備校講師時代の同僚だったS君から個展の案内状が届いた。場所はと見れば、青梅の吉野街道沿い、uoriというギャラリー。ずいぶん辺鄙なところで、と思う。会期は12月6日から20日までの土日のみ、5日間とこれまた妙にイレギュラー…

風(邪)とともに九州・四国・中国の山旅(黒岳・高縄山・文殊山~源明山) その-2

11月24日(火)晴れ時々曇り 本日の予定として、私は臼杵から八幡浜経由、松山に夕方着くために昼頃には日向に行かなければならない。K澤夫妻は夜7時過ぎの飛行機。午前中、高千穂峡に行くことにした。ちなみに私は高千穂峡というから当然高千穂の峰があると…

風(邪)とともに九州・四国・中国の山旅(諸塚・黒岳 伊予北条・高縄山 周防大島・文殊山~源明山) その-1

今年七月、甲州小菅に遊び、一夜、K澤夫妻、H川夫妻と飲んだ。その時に出た話が今回の旅の発端である。 K澤、H川と同様に、私が大学教員時代の一時期顧問をしていたサークルの数少ないメンバーだった一人に、T辺君がいた。東京生まれの東京育ちににもかかわ…

山行記-9 快晴の本社ヶ丸に登ってきた (2015.11.5)

しばらく間が空いた。7月下旬の奈良倉山のあと、9月下旬にグランドキャニオンとヨセミテを歩いたが、それは「トレイル歩き」であって、今思い返してみても「山登り」をしたという気がしない。もちろん、それはそれで素晴らしい体験ではあったが。10月には何…

アメリカに行ってきた-その2

1日目 9月15日(火) 成田~ロサンゼルス~ニューヨーク 煙草が吸えない。ロサンゼルス空港内にスモーキングルームはない。乗り換えの間に外に出て吸えるはずが、時間が押して結局ニューヨークまで吸えなかった。吸えないと決まっている間は覚悟しているか…

山行記 -7 グランドキャニオンのブライド・エンジェル・トレイルを歩いた (ちょっとトレイルランについても考えてみた) (2015.9.20)

9月20日(6日目) グランドキャニオンのブライド・エンジェル・トレイルを歩いた。 このルートはグランドキャニオンの真ん中というか、ある程度核心に触れる長めのルートを歩きたいという私の希望であるとともに、ここに何度も来ていながらそのたびに家族連…

アメリカに行ってきた -1 

アメリカに行ってきた。 若い頃の、ベトナム戦争やら何やらの影響というか、こだわりのようなものがあって、「資本帝国主義国」アメリカに行くことはたぶん一生ないだろうと思っていたし、公言もしてきた。また、アメリカ美術と言えば、抽象表現主義やポップ…

数寄和「秌韻」展 展示作業終了 いよいよ明日から始まります。

明日から始まる西荻窪、数寄和の「秌韻」展の展示作業が終了しました。 右の有機的なフォルムを持った作品が細川貴司さんの作品です。 これら以外にも多くの作品が出品されます。 多くの方の御来場をお待ちしております。

サイ・トゥオンブリー展を見た

A(君)、S(君)へ。 お奨めの「サイ・トゥオンブリー 紙の作品、50年の軌跡」展(原美術館)を見てきた。君たちが強く勧めなければ、たぶん結局は見に行かなかっただろう。最終日前日の土曜日のせいなのか、この手の展覧会としてはずいぶん混んでいた。 …

展覧会の御案内 ―「秌韻」展 西荻窪:数寄和

続いた猛暑もようやく一段落のようですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。暑さに弱い私は夏バテ・夏眠の日々で、このブログの方もすっかりサボっておりました。(書くべきことはたまっているのですが・・・) さて、まもなく別記のように、9月11日(金)~20…

先月(2015.6)読んだ本 『A 3』森達也 など 

今年の梅雨は比較的過ごしやすかったように思う。そのせいで制作の方もまあまあ順調だったというか、新しく大きな作品2点に取りかかったこともあり、あまり読書に慰安を求める度合いも少なかった。その結果、読了したのは下記の10点。 ①『ぼくには数字が風…

山行記-6 地下足袋をはいて登った奈良倉山+おまけの大白沢(中間部のみ) (2015.7.21)

小菅村に行こうということになった。 大学時代の教え子H夫婦とその生後9カ月の娘と一緒に。初めての子育て、まあ何かと大変で、気晴らしもしたいのだろう。 小菅にはH君の先輩にあたる、正確には私の教え子とは言えないまでもそれに準じた縁のあった(?)K…

「蜂の子」を料理して食べた

美術関係の予備校や大学で教えてきた期間が長かったから、いわゆる教え子というのがたくさんいる。多くは在籍中だけの淡いかかわりか、その後せいぜい数年程度の縁であることが多いが。しかし何年か、あるいは二、三十年もたってから付き合いが復活するとい…

山行記-5 富士周辺・節刀ヶ岳~鬼ヶ岳(2015.7.13)

梅雨明けはまだのようだが、二三日晴れて暑くなるらしい。そしてその後は台風の影響か、しばらく天気が悪いという。では、山だ。前回からちょうど二週間たつことだし。 5月17日に行った天下茶屋から御坂山・黒岳を経て大石峠の続き、節刀ヶ岳から鬼ヶ岳へと…

「鴨居玲 踊り候え」展の黴(カビ)

ここのところ、ぜひ見たいというほどではないが、まだまとまって見たことがないから、一度は見ておこうといった感じの展覧会が、いくつか開催されている。だが、それらをすべて見るということは、なかなかできるものではない。 私の住んでいるあきる野市、武…

山行記‐4  月夜見山に登った  (2015.6.29)

今年の梅雨は、今のところ雨の日も蒸し暑い日も少なく、しのぎやすい。だから山に行くにはもってこいなのだが、実際にはそうならない。しのぎやすい気候だと制作もはかどり、制作がはかどれば、山に行く欲求も減るからである。前回の山行から4週間もたった。…

先月読んだ本 (2015.5)

五月に読んだ本は10冊。多くはないが、まあ普通。 ①『谷内六郎の絵本歳時記』 谷内六郎 横尾忠則編 1981.7.25 新潮文庫 【美術】 私は谷内六郎(1921-1981)という画家(というべきかイラストレーターというべきか)については、長くその表紙絵を描いていた…

ターコイスブルーの卵

午後4時。裏山歩きというか、山散歩に出た。登山とかハイキングとかのレベルではない。ほんの1時間半ほどの、いつもの健康保持兼気分転換のためである。 自宅から歩いて行くのに、弁天山・城山(330m)エリアと、横沢入り・天竺山(310m圏)エリア、秋川丘…

フナオカキャンバスとパイプオルガン ‐1

先日、次の制作のためにF100号とF50号のキャンバスを用意しようと思ったら、ちょうどそのサイズが手元に無いことに気づいた。そこでいつも使っているロールキャンバス(フナオカB4DX)を購入しようとして、とりあえず値段を調べようとネットで見たら、どこで…