出発の直前になって姪が「私も行く」と、参加表明。
今からではチケットも取れるかどうか。そもそもパスポートも持っていないと言う。とても今からでは、と思っていたら、何とかクリアでき、身内ばかりの総勢3名の旅の仲間となった。結果的には女性が一人パーティーにいるだけで、旅の雰囲気がぐんとマイルドなものになる。
2月1日
あの後藤さんがISに処刑されたという、幸先の暗いニュースを聞いて出発。
さて、成田で3名が集合できない。一人、第1ターミナルと第2ターミナルを間違えたとの由。何かとスリリングである。
経由地ドバイへのエミレーツ航空は三分の一が空席。ドバイ~カサブランカ間は空席三分の二。
2月2日
昼過ぎにカサブランカ着。予約しておいた旧市街のホテルに行き、チェックインしようとすると、「パスポートにスタンプ・ナンバーが無い」と言われる。
何それ?
「それが無いと宿泊させられない。警察で取得してこい。」と言われ、教えられた近くの警察署に行くと、「ここはツーリストポリスだから新市街の本署に行け。」とのこと。観光どころではない。本署に行けば、「またか」という表情でのんびりと対応してくれ、結局、意味不明のまま一件落着。終わればすでに夜。
帰国後モロッコ大使館のHPをみたら昨年10月から「初めて入国する場合に限りパスポートに入国番号が捺印されます。この番号は,ホテルでの宿泊時や出国時に必要となりますので,審査後に入国番号が捺印されていることを確認してください。※ 稀に審査官がスタンプを押し忘れることがありますので,入国審査手続き後,必ずパスポートの入国印と入国番号をお確かめ下さい。」とあった。
知るか! そんなこと! そもそも入国審査で捺印するのを忘れる方が悪いんだろが!!
ということで、第1日めは全ての予定が流れた。ま、もともと半日弱だったし、普通はめったに見られないお役所の内部を見ることができたし。ちなみにカサブランカ警察署は外部は堂々とした造りですが、内部の造作はかなり粗雑で、オフィスとしての美しさはありません。新興国ではおおむねそんなもんです。