艸砦庵だより

河村正之のページ 絵画・美術、本、山、旅、etc・・・

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

個展「耀ふ静謐」 レポート―4

個展「耀ふ静謐」 レポート―4 これまでどちらかと言えば、デーハな(?)作品の紹介が多かったので、今回は少し地味めなものを紹介します。 ↓ 736「アララット―いにしえの光」(41.8×59.2㎝ 2016~2018年 版画用和紙/アクリル・彩墨) アララット山は、現…

個展「耀ふ静謐」 レポート―3

674「崩壊と忘却の静謐」と675「豊饒と忘却の静謐」について。そして「SALIOTの照明について。 ↓ 675「豊饒と忘却の静謐/Quietness of fertility and oblivion」 (F300 2014-2016年 自製キャンバス/樹脂テンペラ・油彩) この画像はアトリエで大山富夫君…

個展「耀ふ静謐」 レポート―2

5月3日に始めたばかりのフェイスブック/FBとブログの関係がまだうまく構築できていないのだが、とりあえず、FBに上げたものを一応ブログに再録しておく。 レポート―1と2は、個展の紹介というのが趣旨だったから、カテゴリーとしては「近況・NEW…

個展「耀ふ静謐」レポート ―1

個展「耀ふ静謐」レポート ―1 今回の出品作を何回かに分けて、すこしずつ紹介してみます。 遠隔地で見に来られない方もいますし。 ↓ SALIOT入口 周辺はビジネス街。道行く人はビジネスマンとキャリアウーマンばかり。 SALIOT=ショールーム=ビジネス・商談…

トークショー(トークバトル?)のお知らせ

トークショー(トークバトル?)のお知らせ 5月24日金曜日17時より会場SALIOTにて秋元雄二氏(東京藝術大学美術館館長)との対談(トークショー?トークバトル?)を行います。 これは13日のオープニングレセプションの席でのやり取りが発展して、急…

個展が始まりました

つい一週間ほど前からフェイスブックを始めました。 始めたいきさつはまあ多少あるのですが、それはひとまず置いておいて、とりあえずはFBの速報性と広がりに今さらながら驚いています。 それと同時に、FBのリテラシーやルールを学習しつつ、ブログとF…

『美術の窓』5月号に記事が出ました。

雑誌『美術の窓』5月号に「PREVIEW」として個展が紹介されています。 4月20日に発売されていましたが、このブログにもFBにも、何となく紹介するのを忘れていたというか、怠っていました。 何か宣伝するみたいで、といっても宣伝しているというか、宣伝し…

個展「耀(かがよ)ふ静謐」 展示作業終了 間もなく始まります。

個展「耀(かがよ)ふ静謐」(SALIOT 5月13~25日)の搬入と展示作業が二日間かけてようやく終わりました。(アライ君、タドコロ君には深謝) ↓ 想定外の二段掛けを提案された。やはり私のことを良く知っている有能な助っ人がいるということは、大きい。彼の提…

『メッセージのゆらぎ』と体験的「博士課程・博士論文」のこと ―その5 小笠原逃避行

前稿では製本論文と印刷公表のことを軸に書いた。ここで話は多少前後する。 32歳、1987年3月学位取得。5月製本論文『メッセージのゆらぎ』を提出。10月『論文+作品集 メッセージのゆらぎ』を自費出版。11月個展(紀伊國屋画廊)。 その間の3月の末で、そ…

『メッセージのゆらぎ』と体験的「博士課程・博士論文」のこと ―その4 印刷公表とルサンチマン

学位授与式(1987年3月)は済んだものの、手続きはまだ途上である。 審査会と前後して「製本論文(提出論文?論文提出?)」とか「印刷公表」ということが、次の課題として上がってきていた。 「製本論文」と「提出論文」とか「論文提出」の正式な言い方は…

『メッセージのゆらぎ』と体験的「博士課程・博士論文」のこと ―その3 論文執筆専念の日々

そういえばここまで書いて思い出したが、博士課程を出るその前の年に、出てからの事を考えて、西所沢の自宅の二階を改増築して20畳ほどのアトリエを作ることに決めたのだった。だがしかし、それに要する300万円という資金はなかった。よって、親に「いずれ稼…