昨日、女房が突然「烏瓜を採りに行こう。」と言い出した。
石仏探訪とセットにして、日の出町の山の方へ行った。どん詰まりの三ツ沢(つるつる温泉のあるあたり)から見ていく。烏瓜はどこにも無い。時期のせいか、今年は不作なのだろうか。
しかし、石仏は在るところにはある。薬師堂にはおそらく木造の薬師如来があるのだろうが、ガッチリと施錠されており、中は全く見えない。
↓ 右、三ツ沢薬師堂。覗き込む女房。中は見えず。
左、4体の石仏。1体は小さ過ぎて、ここからでは見えない。
左、4体の石仏。1体は小さ過ぎて、ここからでは見えない。
その脇の葺屋には4体の石仏。その一つのごく小さな(高30㎝)の馬頭観音がなんとも言えず可愛い。よくあることだが、色褪せた涎掛けがかかっており、撮影の時だけ外させてもらったが、現れたのは珍しいことに座像である。私は初めて見た。
↓ 馬頭観音座像 舟形光背。「可愛い」印象には、この光背のフォルムが大いに寄与して
いる。全体の形態はよく残っているが、表面の風化により、刻字は読めない。高さ30㎝。
次いで松沢寺。現在はおそらく無住の小さな山寺。中には相当良い仏像があるようだが、例によって檀徒でもない通りすがりの旅人には、見ることは叶わず。入口に3体の石仏と、資料に載っていない(新しいものなのか?)不動明王。
↓ 近くにある白岩の滝に関連したものだろう。そう古くもないが、そう新しいものとも見えない。
だが、資料に載っていないということは、調査が行われて以降の、ここ30数年以内のものなのだろうか。
だが、資料に載っていないということは、調査が行われて以降の、ここ30数年以内のものなのだろうか。
時間の都合で、あとは帰途の路傍のいくつかを見る。一時間程度の石仏探訪。
↓ 赤と緑と、虫食い葉のありようがなかなか良い。
しかし、背景がなあ~。あいかわらず下色だけのF100号。少し良い布でも買ってくるか。
敷いてあるのは八幡平で入手した地熱染め。
しかし、背景がなあ~。あいかわらず下色だけのF100号。少し良い布でも買ってくるか。
敷いてあるのは八幡平で入手した地熱染め。
別に書きたいこと、書くべきこともあったのだが、とりあえず昨日の花と石仏。
(2020.11.6)