艸砦庵だより

河村正之のページ 絵画・美術、本、山、旅、etc・・・

石仏探訪-8 「山帰来( サルトリイバラ)と座像の馬頭観音(日の出町三ツ沢)」(2020.11.6)

 昨日、女房が突然「烏瓜を採りに行こう。」と言い出した。
 石仏探訪とセットにして、日の出町の山の方へ行った。どん詰まりの三ツ沢(つるつる温泉のあるあたり)から見ていく。烏瓜はどこにも無い。時期のせいか、今年は不作なのだろうか。
 しかし、石仏は在るところにはある。薬師堂にはおそらく木造の薬師如来があるのだろうが、ガッチリと施錠されており、中は全く見えない。
 
 
 ↓ 右、三ツ沢薬師堂。覗き込む女房。中は見えず。
  左、4体の石仏。1体は小さ過ぎて、ここからでは見えない。
画像に含まれている可能性があるもの:木、植物、家、屋外、自然
 
 
 その脇の葺屋には4体の石仏。その一つのごく小さな(高30㎝)の馬頭観音がなんとも言えず可愛い。よくあることだが、色褪せた涎掛けがかかっており、撮影の時だけ外させてもらったが、現れたのは珍しいことに座像である。私は初めて見た。
 
 
  ↓ 馬頭観音座像 舟形光背。「可愛い」印象には、この光背のフォルムが大いに寄与して
 いる。全体の形態はよく残っているが、表面の風化により、刻字は読めない。高さ30㎝。画像に含まれている可能性があるもの:植物、屋外
 
 
 次いで近くの熊野神社とその手前の水天宮。石仏と言えるものは特にない。「熋埜宮」と記された色褪せた異体字の扁額に少し感じ入ったぐらい。
 次いで松沢寺。現在はおそらく無住の小さな山寺。中には相当良い仏像があるようだが、例によって檀徒でもない通りすがりの旅人には、見ることは叶わず。入口に3体の石仏と、資料に載っていない(新しいものなのか?)不動明王
 
 
 ↓ 近くにある白岩の滝に関連したものだろう。そう古くもないが、そう新しいものとも見えない。
 だが、資料に載っていないということは、調査が行われて以降の、ここ30数年以内のものなのだろうか。
画像に含まれている可能性があるもの:1人、立っている、木、屋外
 
 
 時間の都合で、あとは帰途の路傍のいくつかを見る。一時間程度の石仏探訪。
 烏瓜は結局なかったが、赤い実のなったサルトリイバラ(山帰来)を見つけた。好きな植物だが、実のなったものを見たことはあまりない。せっかくだからと、持ち帰り、生けてみる。付け合わせはやはりその辺で採った末枯れたヤマアジサイと庭の秋明菊
 いつものように写真に撮るとなると、背景に苦労する。花の良さを写しきれない。撮影にふさわしい場所がないのだ。しかし、まあ、これはこれで。
 
 
 ↓ 赤と緑と、虫食い葉のありようがなかなか良い。
 しかし、背景がなあ~。あいかわらず下色だけのF100号。少し良い布でも買ってくるか。
 敷いてあるのは八幡平で入手した地熱染め。
画像に含まれている可能性があるもの:植物、花
 
 別に書きたいこと、書くべきこともあったのだが、とりあえず昨日の花と石仏。
 
(2020.11.6)