艸砦庵だより

河村正之のページ 絵画・美術、本、山、旅、etc・・・

小ペン画ギャラリー-27 「600点」

小ペン画が600点になった。一頃よりペースは落ちたが、コツコツ描いていれば、点数は自動的に増える。 いつも言っていることだが、私にとって小ペン画は本道ではなく、脇道。本道はタブロー(油彩・テンペラによる板絵・キャンバス画)なのだが、これは精神…

ゲルハルト・リヒター展

7月12日、夕方5時半からの予定に合わせて、懸案のゲルハルト・リヒター展を見に行った。ほぼ予想通りの内容で、2時間の予定が1時間少々で見終わった。 リヒター(1932-)の作品とその行為を見るには、ヨーゼフ・ボイス(1921-1986)とアンゼルム・キーフ…

石仏探訪-40 「裏山ワンダーランド 日の出町・白山神社」

猛暑が続いた日々、昼間はほぼ外出しなかった。暑さには弱いのだ。少し暑さが和らいだ7月6日、思い立って日の出町の白山神社(白山さま)に行った。 ↓ 参道 一応舗装されており、車で上がれるが、自転車を途中にデポし、歩いて登る。写真には写っていない…

小ペン画ギャラリー-26 「民俗・民間信仰系-2」

ここのところ山、旅、石仏、民俗的な投稿が続いた。 だが、私の本業は画家である。画家ではあるが、本道であるタブローの制作は、ここのところの暑さや諸般の情況から停滞気味。小ペン画の方も、ここのところ全く天使が舞い降りてきてくれない。 しかし時お…

石仏探訪-余録 「茅の輪作り」

近所の正一位岩走神社を通りかかったら、茅の輪くぐりの「茅の輪」を作っていた。 ↓ 近所の方数名が作業していた。ご苦労様です。 ↓ 茅(ちがや)とはいうものの、近くの横沢入で採った葦のようだ。使っているのは真新しい押切。昔実家で牛を飼っていた頃、…

小ペン画ギャラリー-25 「1~3月の近作から」

別に月一と決めているわけではないが、中一ヶ月空くと、自分の作品(ペン画)をPCやスマホの画面上で見たくなる。半ばルーティンと化した「小ペン画ギャラリー」の投稿。 今年に入ってからの小ペン画制作点数は、1月が15点、2月7点、3月18点、4月2点。…

石仏探訪-39 「足摺山三十三観音と儀軌の問題」

廃仏毀釈に関する本を読むと、私の故郷山口県はそれが最も激しかったところの一つという記述が必ず出ており、さもありなんと思っていた。ところが今年になって二度帰郷したおりに、あちこちと歩いてみれば、その説が信じられないほど数多くの石仏があった。…

山歩記+石仏探訪・38 「知られざる石仏の山 足摺山」(2022.6.3)

5月30日~6月4日、所用2件を携えて帰郷(所用の件は省略)。その一日、萩市(旧阿武郡田万川町)の足摺山に登った。出発直前にKがネットで見つけた石仏の山だが、ほとんど知られていない。私も知らなかった。急きょ、高校山岳部OB関係の5人が集まる。 …

旅のカケラ 「和歌山由良町・黒岳・重山と奈良葛城市点描」

(前後しますが、4月16日に新幹線車中からFBに投稿したもののブログ再録です。) 旅に出ています。前半、奈良葛城から和歌山由良町へ。 一日、海釣り(チヌの紀州釣り)に挑戦するも、釣果ゼロ。日に焼けただけでした。 一日は一人、近くの黒山と重山に登…

旅のカケラ「山形の旅から」(2022.5.26)

写真、カメラ、撮影が苦手なのは昔から。最近はそれでも少しは人間が丸くなってきたのか、写真を撮ることも増えてきた。だが、スマホと、コンパクトデジカメのオート以外は使えない。 写真と撮影の基本スタンスは、資料として。制作や、研究・考察のための資…

「旅の余録―旅のカケラ 奈良~和歌山~山口篇」

4月10~12日の11泊12日の旅を終え、帰京した。11泊12日はけっこう長い。 奈良県の葛城市・御所市・奈良市、和歌山県の由良町、山口県の下松市・山口市・防府市を訪れた。実家の改葬関係のミッション(これが旅立ちの理由)のほかに、3回の山行で4つの山(…

小ペン画ギャラリー-24 「世界・社会・歴史関連」

ウクライナ、ミャンマー、シリア、イエメン、等々の現在進行形の事態。 物心ついたときにはベトナム戦争。以後、カンボジア、パレスチナ、中南米、ソ連のアフガン侵攻、ユーゴスラヴィア内戦、湾岸戦争…。戦争、紛争、内戦の火の途絶えた年はなかった。時代…

石仏探訪-37 「石仏の顔(地蔵篇)」  

(記・FB投稿:2022.4.7) 石仏(石造物)との接し方には、大きく分けて三種類の観点・態度がある。 一つは、学術的というか、歴史的な観点からの接し方であり、民俗学や宗教史の観点も含む、いわば知的態度。 二番目には、美術として見る、味わう接し方。…

「山本作兵衛展」と石仏探訪-36「旦木御嶽神社の焼け仏」

(記・FB投稿:20223.14) 会期終了間際に知って、3月11日、何とか東京富士美術館に「山本作兵衛展(ユネスコ「世界の記憶」登録10周年記念)」を見に行った(13日で終了)。 閑散としているだろうと予想していたが、やけにお年寄りの客が多い。メイン展…

山歩記「緑に染まる樹林の山旅 雨呼山(あまよばりやま)」(2022.5.18)

昨年10月に続いて山形への旅。旧友I宅滞在、美術談義、石仏探訪、etc。その一日、天童市の雨呼山905.5mに登った。 天童駅から晶林寺までタクシー。晶林寺の石仏を少し見て、奈良沢不動尊へ。 ↓ 奈良沢不動尊の拝殿(?)と、左が峰越の滝。 奈良沢不動尊か…

もう一つの表現の不自由「アートビューイング西多摩2021」青梅市立美術館  (記・FB投稿:2022.1.3)

正月早々、あまり愉快ならざる投稿。 昨年11月20日からこの1月16日まで青梅市立美術館で開催中の「アートビューイング西多摩2021 開花するアート」展において、以下のような「もう一つの表現の不自由」な展示が発生し、進行し、解決(?)し、現存している…

小ペン画ギャラリー-23 「二人」(記・FB投稿:2022.3.3)

(ロシアのウクライナ侵攻という事態のさなかに、こんな投稿をしてよいものかとも思う。だが、ミャンマー、シリア、アフガニスタンやイエメンと、常にどこかで紛争や戦争が常態なのがこの世界だ。 「紅旗征戎吾が事に非ず」を、前後の文脈もわきまえず、芸術…

「板垣豊山が『河村先生』の肖像画を描いた」

「板垣豊山が『河村先生の肖像』を描いた」 畏友、板垣豊山が私の肖像画、『河村先生の肖像』を描いた。 一年ぐらい前に、私を含めて「友人五人(A・S・K・F)の肖像画を今、描いてるんだよ。」と言われ、その後ほどなく最初に完成した私の肖像画の画像…

「キクのこと」(記・FB投稿:2021.5.13)

5月11日はキクの一周忌だった。キクとは、21年間飼っていた猫のこと。FBのプロフィール写真に、私と一緒に写っている猫。 1999年の4月にあきる野市に転居。新学期、中学生になった息子が帰宅途中で、捨てられていた生後一か月ほどの仔猫を拾ってきた。 ↓ …

小ペン画ギャラリー-22  「デカルコマニー」 (記・FB投稿:2022.2.21)

「デカルコマニー」とは、ある程度の流動性を持った絵具を二つの支持体の間に挟み、それらをずらしたり、こすり合わせたりするなどした後にはがして、その際に現れる偶然的効果を生かす技法のこと。ロールシャッハテストのあれと言えば、「あれか」とわかる…

山歩記+石仏探訪-35 「八王子城山」 (記・FB投稿:2022.2.24)

2月24日、八王子城山(≒八王子城址)に登った。 【コースタイム】タウン入口BS11:12~心源院・深澤弁財天・秋葉神社12:00~第六天12:25~八王子城本丸13:33~天守閣跡14:15~富士見台14:40~太鼓曲輪尾根分岐15:26~城山林道16:02~小殿跡~八王子城…

旧作遠望「絵画によるインスタレーション」 (記・FB投稿2021.8.4)

(*モデムとルーターの仕様を更新したことで、しばらくブログを開くことができませんでした。以下、主にFBに投稿したものの後追い投稿です。若干見苦しい次第ですが、御了解のほどを。) 昨年から始めた古写真・古アルバムの整理は、断続的にではあるが、…

閑話+石仏探訪35「ワクチン接種と里山春日幻想」(記・FB投稿:2022.3.6)

3月5日、三回目のワクチン接種。 高尾橋から見ると、多くの釣り人がいる。そうか、山女魚の解禁日か。昼過ぎでこれだから、朝はもっとたくさんいたのだろう。釣りは、自分からはあまりしないけど、好きは好きだ。でも、こんなに人が多い所では御免です。 ↓ …

山歩記「奥武蔵・正丸峠~ツツジ山」+石仏探訪-34

前回1月5日に奥武蔵・日和田山~ユガテを歩いた翌日から、なんだか股関節痛。5、6年前から時おり悩まされているが、またしても…。股関節痛、ひざ関節痛で山から遠ざかっていった人を何人も知っている。いよいよ俺も年貢の納め時かという思いと、それにあら…

小ペン画ギャラリーー21 「女房の選んだ○○点」

自分の作品を振り返り、鳥瞰し、そこに見出されるテーマで括り、自己批評するということに、少し疲れた。そうした場合の恒例で、ちょっと久しぶりに「女房が選んだ○○点」。 誰でもそうであろうと想像されるが、女房は最初の観客であり、時に最も辛辣な批評家…

石仏探訪-33 「ひので野鳥の森自然公園から妙見宮七星殿(不思議の宮)へ」

4日前の1月31日、女房に誘われて、隣町の「ひので野鳥の森自然公園」に行った。 ↓ 1) 「ひので野鳥の森自然公園」、新しい立派な管理棟からスタートし、谷ノ入古道を辿り、この小広場から右上に稜線を目指す。 ↓ 2) 谷ノ入古道のかたわらにあった2体の馬…

石仏探訪‐32 「荷渡地蔵尊‐神仏その他習合のタイムカプセル(山形便り-補遺2)」

山形の石仏探訪から三カ月たったが、未提出の宿題がいくつかある。「見た」というだけで済ましても構わないのだが、それでは研究・考察好きの私としては面白くない。「これだけは河村に見せたい」と連れて行かれた東根市の「荷渡地蔵尊」もその一つ。 そこは…

小ペン画ギャラリー‐20 「民間信仰系」

12月は何だかあれこれ妙に気忙しく、なかなかFBに投稿する余裕がなかった。 一か月で10日以上、病院その他に行った。私の健康診断とインプラント手術、女房の白内障の二度の手術とその前後の検査等の付き添い。手術は朝8:15から。6時には起きなければいけ…

石仏探訪-31「どんど焼きと塞の神/道祖神」

1月10日。自宅近くの高尾神社前での「どんど焼き」に参加した。昨年はコロナ禍で中止。今年は規模を縮小しての実施だそうだ。私の住むあきる野市の多くの自治会(旧村単位)では、現在でもどんど焼きを行っているところが多い。 ↓ 今年のどんど焼き。 例年よ…

山歩記+石仏探訪-30「久しぶりの山行 奥武蔵・日和田山からユガテへ」

わが家の玄関先には「山屋」と書かれた看板が掛けられていた。今ではもう文字も薄れ、ボロボロになり、たいていは下に落っこちたりしている。「山屋」の字にはかつては「さわや(沢屋)」とルビがふられていたが、ほぼ完全に消えてしまった。そんなになった…