艸砦庵だより

河村正之のページ 絵画・美術、本、山、旅、etc・・・

2018-01-01から1年間の記事一覧

「キク」登場! (ミケタも…)

わが家の猫「キク」(とミケタ)が、とあるサイト(フェリシモ)に登場しました。 私も今は猫好きですが、本来は女房の守備範囲。 女房の展覧会がらみで取材に来たとか。 とりあえず、紹介しておきます。 「里山の三毛猫・キクとミケタ」 https://www.nekobu…

附記:ストックとサポートタイツについて

前々稿の「レジェンドたちと登った西上州・鍬柄山」で書き落としていたというか、ちょっと気がついたことを二点、書きとどめておく。 一つはストックのこと(トレッキングポールと言うこともあるようだが、ここではストックで統一)。 昨今の登山、特に尾根…

玲瓏の佐久・光あふれる尾根を天狗山から男山へ (2018.10.28)

朝7時に金峰山荘の朝食。食べ終えてベランダで一服していると、快晴の朝陽を浴びて、周囲は紅葉と岩々の遊戯場のようだ。 屋根岩パノラマコースに心惹かれる。千曲川上流梓山からの(秘峰?)五郎山にも惹かれる。未だ登っていない金峰山そのものも魅力的だ…

レジェンドたちと登った西上州・鍬柄山 (2018.10.27)

【初めに:私は山行のブログにおいては、同行者の氏名は原則仮名としている。しかし本稿ではプロとして活躍している、または活躍していた人、あるいは著書のある人については実名で記す。そうしなければ「レジェンド」の所以がわからないからであり、彼らの…

秋合宿・弾丸日帰り百名山 その2 八幡平 (2018.10.16)  

10月16日(火) 前夜は、いこいの村岩手・焼走り温泉に泊まった。今日のコースは時間の余裕もある。ホテルでゆっくり朝食を食べて出発する。 アスピーテラインなる有料道路を行く。アスピーテライン?どこかで聞いたことがある。霧ヶ峰だ。そうか、八幡平も…

展覧会(グループ展)のお知らせ・二つ

間近になってのお知らせで申し訳ありませんが、まもなく始まる二つのグループ展についてお知らせします。 御時間ございましたら、ぜひ御高覧下さい。 1.「年末年始に飾る絵画」 会期:11月2日(金)~17日(土) 12:00~19:00 会場:数寄和 杉並区西荻北3-…

秋合宿・弾丸日帰り百名山-その1 岩手山 (2018.10.15)

恒例の(といってもまだ3回目だが)防府高校山岳部OB会の秋合宿である。前回の山から、中三か月も空いた。 7月下旬に夏合宿として北海道、雌阿寒岳、羅臼岳、斜里岳等を予定し、宿も飛行機のチケットも手配済の7月3日、そのトレーニングを兼ねた奥多摩蕎…

犇めく観客!!「縄文―1万年の美の鼓動」展(東京国立博物館平成館)を見に行った。

8月28日、「縄文」展を見に行ってきた。 ↓ 東博HPより 観測史上最高という猛暑の続く8月。会期終了まで1週間足らずとなり、その暑さもわずかに和らいだかと思われる28日、この日行かねば行く日はないという思いで、決死の覚悟(?)で見に行った。暑いのは…

蕎麦粒山から天目山へ (2018.7.3)

前回の山行から、また二か月空いた。5月から6月にかけて、ウズベキスタンに15日間旅した(別稿:カテゴリー「海外の旅」参照)。そのうち、少なくとも10日間は毎日2万5千歩前後歩いているから、必ずしも運動不足とは言えないだろうが、やはり山登りと、平…

「なぜウズベキスタンなのか―過去の海外の旅を概観してみる―完結篇」 (モロッコ+チュニジア・アメリカ・トランスコーカシア三国・ウズベキスタン 篇)

⑲2015.2.1~18 (18日間) モロッコ(カサブランカ・マラケシュ・ザゴラ・トドラ・メルズーガ・フェズ・メクネス)~チュニジア(チュニス・カルタゴ) 同行:河村森(息子:無職) S嬢(姪:無職) この旅については以前「モロッコ・チュニジアの旅 1-10」(…

「なぜウズベキスタンなのか―過去の海外の旅を概観してみる―その3」(インド・バリ島・ペルー・ラオス 篇)

「なぜウズベキスタンなのか―過去の海外の旅を概観してみる」のその3である。 文章は大体のところは、とっくに書きあげている。短い文章だから、考察やその検証性については、あまり深入りせず、印象が中心である。そのため、たいした労力は必要としないの…

「なぜウズベキスタンなのか―過去の海外の旅を概観してみる―その2」 (トルコ・スリランカ・ギリシャ・キューバ+メキシコ・バルト海沿岸三国・台湾・カンボジア 篇)

以下、前稿の続きである。 *国名(都市名)の記載順は必ずしも行った通りの順番とは限らない。同行者名については実名にした場合もあり仮名の場合もある。( )内の立場は当時のもの。 ⑧2009. 9.13~9.27(15日間) トルコ(イスタンブール・アンカラ・サフ…

「なぜウズベキスタンなのか―過去の海外の旅を概観してみる―その1」(初めてのヨーロッパ・2回目のヨーロッパ・ベトナム・中国内蒙古・中国甘粛省~青海省・スウェーデン+ノルウェー・中国貴州省 篇) 

ウズベキスタンの15日間の旅に行ってきた。 なぜウズベキスタンなのか、と問われる。 それに対して、今回のウズベキスタンは、これまでの「美術」を軸とする私の旅の積み重ねから、必然的に出てきたのだと答えることになる。 そうすると、ウズベキスタン以前…

四国の山旅―その3 三嶺 (2018.4.27)

4月27日(金)晴時々曇り 朝食後、通いなれた(?)道を名頃の登山口の駐車場へ。数台の車が停まっている。8:25カカシ達に見送られて登り始める。 ↓ お見送りのカカシ(?)たち 剣山からの往復に比べれば、この尾根から三嶺に登る人は少ないようで、その…

四国の山旅―その2 次郎笈~剣山~一ノ森 (2018.4.26)

4月26日(木) 朝、薄い雲はあるが、晴れている。7時からの朝食を済ませ、車で登山口の見ノ越へ。宿泊施設や食堂、土産物屋などがある。 靴を宿に置き忘れ取りに戻るというお粗末な一幕の後、駐車場わきの剱神社の石段を上がる。 ↓ 剱神社の石段 見ノ越から…

四国の山旅-その1 霧の丸笹山 (2018.4.25)

2年ほど前から高校山岳部時代の同期と後輩の三名で、ごくプライベートで怪しげな「OB会」をでっち上げ、山口県と東京から参集して、北アルプスや九州、大峰などで年に二、三回の「合宿」と称する山行を行ってきた。 その間、帰郷したKを中心に故郷の山口県…

「400回目の山」 坪山から大寺山をへて尾名手尾根下降 (2018.4.5)

2018年4月5日 曇りのち晴れ 同行:K 2.5万図/猪丸・七保 最大標高差:676m 何回かの延期をへて、前回から二週間以上たった。期が熟したというのか、ようやく山に行く気になった。3月29日、5時起床。朝食を食べ、準備を終り、さあ靴を履こうかという時にな…

股関節痛とともに 高尾山から小仏峠へ (2018.3.12)

前回の山行からまた中一ヶ月以上空いた。不老山からの帰途自覚したとおり、B型インフルエンザに罹っていたのである。合わせて、これまで経験したことのない、やや重めの花粉症の症状を呈してきた。以前は無縁だったが、ここ2,3年はごく軽い症状が出るよう…

2018年の山始め―玄房尾根から雨降山越え不老山へ

また、中一ヶ月空いた。理由というほどのものはなく、要はモチベーションの低さということだろう。ともあれ、2018年の山始めである。 今年の冬は寒い。北陸や東北日本は大雪で大変そうだ。わが家の方でも二度ばかり降雪があり、多少の雪かきもした。しかし、…

雪の裏山散歩 桜尾根から金剛の滝へ(なぜ金剛の滝は凍らないのか?)

11:30起床。朝昼兼用の食事を終え、食器洗いや洗濯物干しなどの家事や雑事を済ませ、アトリエに入る。とりあえずPCを立ち上げる。しばし、ぼんやり。なかなか制作に向かう気にならない。いつものことだ。 外は何年ぶりかの寒波襲来とかで、寒い。ここのとこ…

週刊エコノミストに名前が載った??

とある珍しく雪の降っている日、高校同期の友人Sさんからラインがきた。 「凄いよ。」「ゴルフメンバーのY君からの情報です。」として、写真が一緒である。週刊エコノミスト1月23日号。 ??? 週刊エコノミスト?? 知らない。猪熊建夫・ジャーナリスト? …

2017年の読書

年末に各種の記録・データの集計をする。美術館関係、山関係、そして読書関係。 絵(美術)、読書、登山、それらは言ってみれば、私の人生の4本柱の一つ一つだからである。では4本目は何かと言えば、とりあえず骨董蒐集と言ってもよいのかもしれないが、か…

別稿 2017年に見た展覧会 ―その2 +見損なった展覧会

以下は前稿「2017年に見た展覧会 ―その1」で別稿としておいたものである。 6. ミュシャ展 国立新美術館 3月31日 [洋画] ↓ 展覧会チラシ ミュシャは日本では人気が高く、ずいぶん何度も展覧会が開かれている。しかし私が行ったのは、1983年伊勢丹美術館での…

2017年に見た展覧会 ―その1

昨年末、朝日新聞では恒例の「回顧2017 美術」で、北澤憲昭、高階秀爾、山下裕二の「私の3点」をあげている。内容は以下の通り。 北澤憲昭 「パロディ 二重の声」(東京ステーションギャラリー) 「日本の家」(東京国立近代美術館) 「最古の石器とハンド…