艸砦庵だより

河村正之のページ 絵画・美術、本、山、旅、etc・・・

美術・展覧会

小山利枝子展と石仏探訪-42「元箱根石仏群」

8月30~31日、友人S夫妻と女房とで、伊豆と箱根に行ってきた。 50年近く前に、ほんの淡いかかわりがあっただけの、小山利枝子さんの池田二十世紀美術館での回顧展を見に。プラス箱根方面の石仏探訪。 会場での撮影はOKだったが、SNSへのアップは「禁止…

ゲルハルト・リヒター展

7月12日、夕方5時半からの予定に合わせて、懸案のゲルハルト・リヒター展を見に行った。ほぼ予想通りの内容で、2時間の予定が1時間少々で見終わった。 リヒター(1932-)の作品とその行為を見るには、ヨーゼフ・ボイス(1921-1986)とアンゼルム・キーフ…

「山本作兵衛展」と石仏探訪-36「旦木御嶽神社の焼け仏」

(記・FB投稿:20223.14) 会期終了間際に知って、3月11日、何とか東京富士美術館に「山本作兵衛展(ユネスコ「世界の記憶」登録10周年記念)」を見に行った(13日で終了)。 閑散としているだろうと予想していたが、やけにお年寄りの客が多い。メイン展…

もう一つの表現の不自由「アートビューイング西多摩2021」青梅市立美術館  (記・FB投稿:2022.1.3)

正月早々、あまり愉快ならざる投稿。 昨年11月20日からこの1月16日まで青梅市立美術館で開催中の「アートビューイング西多摩2021 開花するアート」展において、以下のような「もう一つの表現の不自由」な展示が発生し、進行し、解決(?)し、現存している…

「板垣豊山が『河村先生』の肖像画を描いた」

「板垣豊山が『河村先生の肖像』を描いた」 畏友、板垣豊山が私の肖像画、『河村先生の肖像』を描いた。 一年ぐらい前に、私を含めて「友人五人(A・S・K・F)の肖像画を今、描いてるんだよ。」と言われ、その後ほどなく最初に完成した私の肖像画の画像…

旧作遠望「絵画によるインスタレーション」 (記・FB投稿2021.8.4)

(*モデムとルーターの仕様を更新したことで、しばらくブログを開くことができませんでした。以下、主にFBに投稿したものの後追い投稿です。若干見苦しい次第ですが、御了解のほどを。) 昨年から始めた古写真・古アルバムの整理は、断続的にではあるが、…

石仏探訪-9 「閑話-三題 烏瓜と石仏と野外アート展(青梅市黒沢・長淵)」

昨日、女房の所用につき合い、青梅市の黒沢へ。もちろん、石仏探訪という下心あってのこと。 山あいの沢沿いに延びる集落は、道も昔とあまり変わっていないようで、多くの石仏が昔とあまり変わらない位置にたたずんでいるように思われる。龍雲寺、聞修院、檜…

石仏探訪-6 「湯島・小石川石仏探訪と二つの展覧会」 (2020.9.20)

三日前の話。千代田アーツ3331に勢藤明紗子さんの展示を見に行った。 秋葉原から歩いたが、途中にはロリータというのか、メイドファッションの女の子たちが何人も立ち並び、ビラ配りやら呼び込みの営業中。ふつうのことなのだろうが、私はそうした光景を見た…

石仏探訪-5「あるがままのアート ―人知れず表現し続ける者たち-」展と谷中石仏探訪

7月30日、東京芸大美術館の「あるがままのアート ―人知れず表現し続ける者たち―」展を見に行った。完全予約制というハードルを何回か飛び越えそこねて、結局息子の手を借りるという、お粗末なIT弱者ぶりはさておく。 ↓ 展覧会チラシ 二人をのぞいて、他の…

「小ペン画ギャラリー」その1 とりあえずの(女房が選んだ)3点

フェイスブックの最近の自分の投稿を見直して見ると、なんだか自然愛好的家的なコンテンツが多い。そういう一面があることは間違いないから、それはそれで構わないのだが、やはり釈然としない。 FBやブログとのつき合い方というか、使い方は、人それぞれであ…

「小ペン画―その小さな世界」について

昨年の6月以来、九カ月以上、「小ペン画」が制作の中心になっている。 「小ペン画」とは、文字通り縦横10㎝内外の、大きくても20㎝に満たない小さな紙に、主にペンとインクで描く作品。個展や海外旅行などでの中断期間はあるが、それ以外はほぼ一日一点のペ…

中止された「表現の不自由展・その後」と「表現の不自由展 消されたものたち」

あいちトリエンナーレ2019が大変なことになっている。 「情の時代」と題された「あいトリ」、その主要部分である国際現代美術展の中の一展示「表現の不自由展・その後」が、テロ予告を含めた苦情や、政治家の圧力等によって中止に追い込まれたというものだ。…

法事と山と美術館

七月に法事で帰郷することになった。10年近く前に実家を手放し、近年は法事以外で故郷に帰ることもない。せっかくだからと、いつものように高校山岳部同期でここ何年かの旅と山の友、Kに連絡する。さっそく、近場の山登り、美術館、飲み会などがセッティン…

2018年に見た展覧会・国内篇 その2(の前半)

やれやれ。「2018年に見た展覧会・国内篇」の導入としての「8人のマイベスト」があまりに長くなり過ぎたせいで、前後編に分けざるを得なくなったが、ようやく私の「2018年に見た展覧会・国内篇」に入ることができる。 ともあれ以下に私が2018年に見…

2018年に見た展覧会・国内篇 その1 ある8人の「マイベスト」

年末になると、自分の各種の記録の集計や整理をして、その一年間を概観し直すのが近年の習慣となっている。「美術館探訪録」というのもそのコンテンツの一つ。まあこの1年間に見た美術館等での展覧会をあげてゆくというか、個人的なコメントと共に羅列して…

展覧会(グループ展)のお知らせ・二つ

間近になってのお知らせで申し訳ありませんが、まもなく始まる二つのグループ展についてお知らせします。 御時間ございましたら、ぜひ御高覧下さい。 1.「年末年始に飾る絵画」 会期:11月2日(金)~17日(土) 12:00~19:00 会場:数寄和 杉並区西荻北3-…

犇めく観客!!「縄文―1万年の美の鼓動」展(東京国立博物館平成館)を見に行った。

8月28日、「縄文」展を見に行ってきた。 ↓ 東博HPより 観測史上最高という猛暑の続く8月。会期終了まで1週間足らずとなり、その暑さもわずかに和らいだかと思われる28日、この日行かねば行く日はないという思いで、決死の覚悟(?)で見に行った。暑いのは…

別稿 2017年に見た展覧会 ―その2 +見損なった展覧会

以下は前稿「2017年に見た展覧会 ―その1」で別稿としておいたものである。 6. ミュシャ展 国立新美術館 3月31日 [洋画] ↓ 展覧会チラシ ミュシャは日本では人気が高く、ずいぶん何度も展覧会が開かれている。しかし私が行ったのは、1983年伊勢丹美術館での…

2017年に見た展覧会 ―その1

昨年末、朝日新聞では恒例の「回顧2017 美術」で、北澤憲昭、高階秀爾、山下裕二の「私の3点」をあげている。内容は以下の通り。 北澤憲昭 「パロディ 二重の声」(東京ステーションギャラリー) 「日本の家」(東京国立近代美術館) 「最古の石器とハンド…

グループ展のお知らせ 「あなたのためのカレンダー展 Ⅱ」が始まります

グループ展のお知らせ 「あなたのためのカレンダー展 Ⅱ」が始まります。 会期:2017/12/11-12/16 休廊日:会期中無休 時 間:11:30〜19:30(最終日 17:00まで) 来年はどんな絵で一年を過ごしましょう? 小品2点の出品です。 ということで、詳しくはうしお画…

旧論再録 「表現のはじまりとしてのアウトサイダーアート」

はじめに (長いです。旧論と合わせてA4 13ページ分あります。すみません。) 先に山口県の山に登った時のことを3本、ブログにあげた(「狗留孫山」「馬糞ヶ岳」「天神山」)。その流れで次に「これはアウトサイダーアートなのか?~山里に群れなす怪獣たち…

ちょっと遅くなりましたが、「美術館探訪録・2015年-2 (海外篇)」

少し前に「美術館探訪録・2016年(国内篇)」をアップした。「国内篇」を書いたからには「海外篇」も書かねばならない、昨年も書いていることだし。と、思って確認したら、ない。「美術館探訪録・2015年(海外篇)」はアップしていなかったのである。おかし…

美術館探訪録・2016年(国内篇)

昨年2016年に国内で見た美術館・博物館等での展覧会の一覧である。寺社、遺跡、庭園等も含む場合もあるが、一般的な画廊等は含まない。ここに植物園や庭園や城址を含めるのはどうかということもあろうが、私は、ここではMUSEUMの範疇をなるべく広くとって考…

『国会議事堂・四季山水画壁画』の謎 

某月某日、安保法制施行の日、国会議事堂を見学に行った。私と国会議事堂-われながら似合わない組み合わせだとは思うが。 外側の正門前では多くの人が抗議行動を行っている。私の居るべき場所はあちら側ではないのか。 ここ数年、高校時代の同期で月に一度…

美術館探訪録―2015年 1.国内篇

以下に記すのは昨年2015年に日本国内で見た展覧会である。基本的に入場料を払って見た美術館・博物館での展覧会だが、一部には無料のものもある。寺院・教会・遺跡等も含む。一般画廊の個展等は含まない。回数で言えば29回。 私はごく簡単なものではあるが、…

サイ・トゥオンブリー展を見た

A(君)、S(君)へ。 お奨めの「サイ・トゥオンブリー 紙の作品、50年の軌跡」展(原美術館)を見てきた。君たちが強く勧めなければ、たぶん結局は見に行かなかっただろう。最終日前日の土曜日のせいなのか、この手の展覧会としてはずいぶん混んでいた。 …

「鴨居玲 踊り候え」展の黴(カビ)

ここのところ、ぜひ見たいというほどではないが、まだまとまって見たことがないから、一度は見ておこうといった感じの展覧会が、いくつか開催されている。だが、それらをすべて見るということは、なかなかできるものではない。 私の住んでいるあきる野市、武…

2014年に行った展覧会

*以下にに記すのは基本的に入場料を払って行った美術館・博物館の展覧会である(中には無料のものもある)。寺院・教会・遺跡等も含む。一般画廊の個展等は含まない。 ◆美術館等:国内 1.「佐藤一郎 退任記念展」 東京藝術大学大学美術館/1月9日 1-2.「見…