石仏探訪
2日前、クロモジ茶用のクロモジを採りに行くという女房の車に便乗。以前から気になっていた檜原村、南秋川の最奥の集落、数馬を訪ねた。数馬には何度も行っているが、石仏を目的としたことはなかった。 数馬には数馬上と数馬下があり、派生的な小集落もある…
群馬県在の作家O氏から電話。桐生から日光への旅に誘われた。 40年来の知り合いだが、そう深い付きあいがあったわけではない。ごくごく淡い縁。なぜ誘ってくれたのか、今もよくわからないが、これもまあ、ありがたい機縁だ。 10月18日、桐生で、彼も実行委員…
10月某日。誘われて、あきる野市のとある山あいでの「ピザの会」。 手作りの窯で焼いたピザ、その他あれこれ、美味しかったです。私も熊汁を圧力鍋ごと持って行った。昼すぎから夜更けまで、延々とだらだらと、飲み、かつ食べた。 参加者の一組が連れて来て…
もうこうなったら、半分意地(?しかもまだあと二つある)。信州石仏探訪・その4。 今回取り上げるのはすべて文字が刻まれただけの塔、文字塔である。地味である。パッと一目見てわかる像の美しさや、キャラクター的面白さ、彫刻美といったものはない。抽象…
信州の石仏と言えば、道祖神、中でも宮廷衣装や神官装束姿の男女の神像が仲睦まじく寄り添ったタイプの双体道祖神が有名だ。だが、有名なものは見たがらないという私の趣味(悪癖)もあり、今回まわった諏訪市、茅野市ではほとんど見かけなかった。同行のCち…
神仏に男女の区別があるかどうかということになると、神道系・民間信仰系では男神女神の区別が比較的はっきりしているようだ。だが、山の神や道祖神あたりになると、地域によって諸説がある。性を問わない、持たない神も存在する。 キリスト教だと、確か天使…
先日の信州の7日間の旅のうち、石仏探訪に専念したのは二日半だが、それ以外の日も途中途中で数多くの石仏を目にした。写真に撮ったのはそれらのうちのほんの一部でしかないが、さすが石仏王国。初めて見る像、面白い像も多く、驚きと感激の連続だった。圧倒…
8月13日は近所の小和田地区の花火大会。台風接近でどうなるかと思われたが、奇蹟的に雨はやみ、30分ほど遅れて開始。 ↓ スマホのオートで撮ればこんなものか。でも昔のガラケーとは段違い。 「日本で一番小さな花火大会」と銘打った、地元自治会主催の…
9月7~13日、信州を旅した。蓼科、別所温泉、木曽駒ヶ岳、乗鞍岳、そして諏訪市と茅野市の石仏探訪。 前半は高校山岳部OB・OG会の仲間と、蓼科の山荘ベースの行動。 初日は天気が悪く、上田市の戦没画学生慰霊美術館「無言館」や別所温泉周辺のあち…
8月30~31日、友人S夫妻と女房とで、伊豆と箱根に行ってきた。 50年近く前に、ほんの淡いかかわりがあっただけの、小山利枝子さんの池田二十世紀美術館での回顧展を見に。プラス箱根方面の石仏探訪。 会場での撮影はOKだったが、SNSへのアップは「禁止…
猛暑が続いた日々、昼間はほぼ外出しなかった。暑さには弱いのだ。少し暑さが和らいだ7月6日、思い立って日の出町の白山神社(白山さま)に行った。 ↓ 参道 一応舗装されており、車で上がれるが、自転車を途中にデポし、歩いて登る。写真には写っていない…
近所の正一位岩走神社を通りかかったら、茅の輪くぐりの「茅の輪」を作っていた。 ↓ 近所の方数名が作業していた。ご苦労様です。 ↓ 茅(ちがや)とはいうものの、近くの横沢入で採った葦のようだ。使っているのは真新しい押切。昔実家で牛を飼っていた頃、…
廃仏毀釈に関する本を読むと、私の故郷山口県はそれが最も激しかったところの一つという記述が必ず出ており、さもありなんと思っていた。ところが今年になって二度帰郷したおりに、あちこちと歩いてみれば、その説が信じられないほど数多くの石仏があった。…
5月30日~6月4日、所用2件を携えて帰郷(所用の件は省略)。その一日、萩市(旧阿武郡田万川町)の足摺山に登った。出発直前にKがネットで見つけた石仏の山だが、ほとんど知られていない。私も知らなかった。急きょ、高校山岳部OB関係の5人が集まる。 …
(前後しますが、4月16日に新幹線車中からFBに投稿したもののブログ再録です。) 旅に出ています。前半、奈良葛城から和歌山由良町へ。 一日、海釣り(チヌの紀州釣り)に挑戦するも、釣果ゼロ。日に焼けただけでした。 一日は一人、近くの黒山と重山に登…
4月10~12日の11泊12日の旅を終え、帰京した。11泊12日はけっこう長い。 奈良県の葛城市・御所市・奈良市、和歌山県の由良町、山口県の下松市・山口市・防府市を訪れた。実家の改葬関係のミッション(これが旅立ちの理由)のほかに、3回の山行で4つの山(…
(記・FB投稿:2022.4.7) 石仏(石造物)との接し方には、大きく分けて三種類の観点・態度がある。 一つは、学術的というか、歴史的な観点からの接し方であり、民俗学や宗教史の観点も含む、いわば知的態度。 二番目には、美術として見る、味わう接し方。…
(記・FB投稿:20223.14) 会期終了間際に知って、3月11日、何とか東京富士美術館に「山本作兵衛展(ユネスコ「世界の記憶」登録10周年記念)」を見に行った(13日で終了)。 閑散としているだろうと予想していたが、やけにお年寄りの客が多い。メイン展…
昨年10月に続いて山形への旅。旧友I宅滞在、美術談義、石仏探訪、etc。その一日、天童市の雨呼山905.5mに登った。 天童駅から晶林寺までタクシー。晶林寺の石仏を少し見て、奈良沢不動尊へ。 ↓ 奈良沢不動尊の拝殿(?)と、左が峰越の滝。 奈良沢不動尊か…
2月24日、八王子城山(≒八王子城址)に登った。 【コースタイム】タウン入口BS11:12~心源院・深澤弁財天・秋葉神社12:00~第六天12:25~八王子城本丸13:33~天守閣跡14:15~富士見台14:40~太鼓曲輪尾根分岐15:26~城山林道16:02~小殿跡~八王子城…
3月5日、三回目のワクチン接種。 高尾橋から見ると、多くの釣り人がいる。そうか、山女魚の解禁日か。昼過ぎでこれだから、朝はもっとたくさんいたのだろう。釣りは、自分からはあまりしないけど、好きは好きだ。でも、こんなに人が多い所では御免です。 ↓ …
前回1月5日に奥武蔵・日和田山~ユガテを歩いた翌日から、なんだか股関節痛。5、6年前から時おり悩まされているが、またしても…。股関節痛、ひざ関節痛で山から遠ざかっていった人を何人も知っている。いよいよ俺も年貢の納め時かという思いと、それにあら…
4日前の1月31日、女房に誘われて、隣町の「ひので野鳥の森自然公園」に行った。 ↓ 1) 「ひので野鳥の森自然公園」、新しい立派な管理棟からスタートし、谷ノ入古道を辿り、この小広場から右上に稜線を目指す。 ↓ 2) 谷ノ入古道のかたわらにあった2体の馬…
山形の石仏探訪から三カ月たったが、未提出の宿題がいくつかある。「見た」というだけで済ましても構わないのだが、それでは研究・考察好きの私としては面白くない。「これだけは河村に見せたい」と連れて行かれた東根市の「荷渡地蔵尊」もその一つ。 そこは…
1月10日。自宅近くの高尾神社前での「どんど焼き」に参加した。昨年はコロナ禍で中止。今年は規模を縮小しての実施だそうだ。私の住むあきる野市の多くの自治会(旧村単位)では、現在でもどんど焼きを行っているところが多い。 ↓ 今年のどんど焼き。 例年よ…
わが家の玄関先には「山屋」と書かれた看板が掛けられていた。今ではもう文字も薄れ、ボロボロになり、たいていは下に落っこちたりしている。「山屋」の字にはかつては「さわや(沢屋)」とルビがふられていたが、ほぼ完全に消えてしまった。そんなになった…
先の投稿「小ペン画ギャラリーー19 仏教系」で、地蔵や観音などのイメージの、私なりの「変奏」について述べた。 それを投稿する前日の10月27日、孫の少し早めの七五三だというので、さいたま市の大宮氷川神社に向かった。途中の寺にふと立ち寄る。わりと大き…
山形石仏探訪の写真の整理も、ようやく終わった。その過程で、先日FBに投稿した「山形便り その3」で取り上げた「ムカサリ絵馬」をあらためて見直してみた。その結果、当初の認識とは大きく異なる要素を発見した。 ↓ 1. 黒鳥観音堂(東根市本丸南) 正式…
*以下の稿は2021年10月11日に現地からFBに投稿したしたものですが、その時点での不勉強のために、全体として大きく誤解しています。次の投稿「石仏探訪-28-2 『黒鳥観音ムカサリ絵馬(修正版)』」で訂正・再考版をアップしますので、合わせてご覧くださ…
昨日、奥武蔵の竹寺に行く用事ができて、そのルートの下見をしなければならなくなった女房に頼まれて、お供をした。竹寺は昔から有名な寺だが、まだ行ったことがなかった。 ↓ 1. 竹寺入口にあった古い案内板。 昔の寺社にはよくこうした案内板があった。少々…