艸砦庵だより

河村正之のページ 絵画・美術、本、山、旅、etc・・・

小ペン画ギャラリー‐20 「民間信仰系」

12月は何だかあれこれ妙に気忙しく、なかなかFBに投稿する余裕がなかった。 一か月で10日以上、病院その他に行った。私の健康診断とインプラント手術、女房の白内障の二度の手術とその前後の検査等の付き添い。手術は朝8:15から。6時には起きなければいけ…

石仏探訪-31「どんど焼きと塞の神/道祖神」

1月10日。自宅近くの高尾神社前での「どんど焼き」に参加した。昨年はコロナ禍で中止。今年は規模を縮小しての実施だそうだ。私の住むあきる野市の多くの自治会(旧村単位)では、現在でもどんど焼きを行っているところが多い。 ↓ 今年のどんど焼き。 例年よ…

山歩記+石仏探訪-30「久しぶりの山行 奥武蔵・日和田山からユガテへ」

わが家の玄関先には「山屋」と書かれた看板が掛けられていた。今ではもう文字も薄れ、ボロボロになり、たいていは下に落っこちたりしている。「山屋」の字にはかつては「さわや(沢屋)」とルビがふられていたが、ほぼ完全に消えてしまった。そんなになった…

石仏探訪‐29 「コンテンポラリー地蔵と観音」

先の投稿「小ペン画ギャラリーー19 仏教系」で、地蔵や観音などのイメージの、私なりの「変奏」について述べた。 それを投稿する前日の10月27日、孫の少し早めの七五三だというので、さいたま市の大宮氷川神社に向かった。途中の寺にふと立ち寄る。わりと大き…

小ペン画ギャラリー‐19 「仏教系」

石仏に関心をもって以来、後追い勉強の日々。石仏関係のみならず、この際だからその根底にある、仏教、神道、修験道、民間信仰からヒンドゥー教、宗教史全般、民俗学、等々。きりがない。 関係ないけど時おり、エホバの証人の方が冊子を置いていく。たまに幸…

小ペン画ギャラリー‐18 「へんな男‐2(少し前のもの)」

不定期ながら、こうして「小ペン画ギャラリー」というタイトルでシリーズ投稿(?)していると、やはり、ついつい近作新作を上げたくなる。新しいものほど良いとは限らないのだが、そこは表現者の心理。今回はあえて、少し古いというか、前の作品を取り上げ…

閑話「旅のカケラ‐窓 」+ 小ペン画ギャラリー‐番外篇「窓」

先に投稿した熊本でのグループ展「らんだむラリー」のために、作品の梱包作業をした。 で、いい加減、結論を出さなければならない。 【熊本でのグループ展⇒熊本~福岡~山口での飲み会+石仏探訪+山歩き】という旅のプランVS【緊急事態宣言都市福岡・蔓延防…

石仏探訪-28 「黒鳥観音のムカサリ絵馬について(訂正・修正版)」(山形便り‐補遺‐1)

山形石仏探訪の写真の整理も、ようやく終わった。その過程で、先日FBに投稿した「山形便り その3」で取り上げた「ムカサリ絵馬」をあらためて見直してみた。その結果、当初の認識とは大きく異なる要素を発見した。 ↓ 1. 黒鳥観音堂(東根市本丸南) 正式…

石仏探訪-28-1 「黒鳥観音ムカサリ絵馬(誤読版)」(「山形便り-その3」)

*以下の稿は2021年10月11日に現地からFBに投稿したしたものですが、その時点での不勉強のために、全体として大きく誤解しています。次の投稿「石仏探訪-28-2 『黒鳥観音ムカサリ絵馬(修正版)』」で訂正・再考版をアップしますので、合わせてご覧くださ…

石仏探訪-27 「牛頭天王の竹寺と偶然の邂逅・西雅秋さん」(記・FB投稿:2021.10.3)

昨日、奥武蔵の竹寺に行く用事ができて、そのルートの下見をしなければならなくなった女房に頼まれて、お供をした。竹寺は昔から有名な寺だが、まだ行ったことがなかった。 ↓ 1. 竹寺入口にあった古い案内板。 昔の寺社にはよくこうした案内板があった。少々…

石仏探訪‐26 「西武柳沢からひばりが丘へ」(2021.9.19探訪 2021.9.30FB投稿)

少し前、西東京市の西武柳沢駅前の画廊に知人(予備校時代の教え子)の個展を見に行った。なかなか良い作品があり、一点購入させてもらった。 話は変わる。実は、その西武新宿線の駅に降りるのは、初めてだった。東京で暮らしていると、移動はほとんど電車だ…

小ペン画ギャラリー-17 「作品No.500記念」(記・FB投稿:2021.8.17)

「小ペン画ギャラリー」の投稿が少しとどこおっていたら、その間に作品Noが500を越えた。めでたい(??)。 この作品番号は、小ペン画独自のカウント。従前からのタブローやドローイング作品とは別枠。付記しておけば、私にとっての「ドローイング(作品)…

石仏探訪-25 「修那羅峠-2 諸神篇」(記・FB投稿 2021.9.13)

↓ 1. 「さあ、これが修那羅の石仏群です。ごゆっくりご覧ください。道中、お気をつけて」と見送られる。 すぐ奥には不動明王や如意輪観音、千手観音などの石仏群。右奥には人頭杖ほかの石仏群が見えている。それにしても良い猫たちだった。 修那羅の石造物に…

石仏探訪-24 「修那羅峠-1 諸仏篇」(記・FB投稿 2021.9.13)

信州石仏探訪二日目。小諸、上田をぬけて、143号線の途中で修那羅峠へ寄り道。南参道を歩いて20分ほどで、安宮神社、つまり修那羅の石仏群である。 なぜか「オートバイ神社」という看板のある神社は、風雅に寂びた、なんとも言えぬ良い感じ。二匹の猫が出迎…

本と読書「遅ればせながら 2021年の読書―激減した読書量」

私には多少カウントマニア的趣味というか、集計・統計好きなところがある。 作品の記録については別としても、登山や、美術館や、海外旅行といったいくつかのコンテンツについては、簡単な項目的なものだが、昔から記録をつけている。読書・本についても同様…

石仏探訪-23 「発地~軽井沢~追分」(記・FB投稿:2021.9.11)

9月12日までグループ展開催中の熊本行きを断念した数日後、友人のSから電話がきた。安曇野市豊科近代美術館で開催中の「シンビズム-4」を見に行かないかと。即答、「行く!」 「シンビズム-4」には、ずいぶん昔、ごく淡い縁のあった小松良和さん(故人)や…

小ペン画ギャラリー-13 「濃くて、くどい絵」

*モデムとルーターの仕様を更新したことで、しばらくブログを開くことができませんでした。以下、主にFBに投稿したものの後追い再投稿です。若干見苦しい次第ですが、御了解のほどを。 前回の「あっさり」系に対して、今回は「濃くて、くどい、描き過ぎ(…

石仏探訪-22 「オリンピックのとばっちり~雨武主神社遥拝所と丸山家墓地」(記・FB投稿:2021.7.24)

*モデムとルーターの仕様を更新したことで、しばらくブログを開くことができませんでした。以下、主にFBに投稿したものの後追い再投稿です。若干見苦しい次第ですが、御了解のほどを。 「誤リンピック」、「毒リンピック」、「狂リンピック」、「カス(ス…

石仏探訪-21 「人頭杖-その2 増殖するアイテム」(FB投稿:2020.6.25 加筆・再構成2021.9.18)

前回「人頭杖‐その1」として、浅間嶺時坂峠の双頭の石仏と、地蔵堂廃寺跡探索について書いた。 ↓ 再掲載。本稿のきっかけとなった2014年撮影の写真。檜原村時坂峠。年代不明。 『檜原村の石仏 第二集』では道祖神と記載されているが、既述したように、人頭…

石仏探訪-20 「人頭杖-その1 地蔵堂廃寺跡を確認しに時坂峠へ」

石仏に興味がなかった頃に浅間嶺時坂峠で撮った不思議な一枚の写真が、手元に残っていた。頭だけが二つ並んだ石仏。 ↓ 時坂峠の「道祖神」?人頭杖? 2014年10月9日撮影。ガラケーで撮った、夕暮れ時の逆光の写真なので、見づらい。刻字等は見当たらない。 ↓…

「石仏探訪-19 羽村・福生の石仏探訪と水族館劇場」

(* 最近、フェイスブックへの投稿が主となり、ブログへの投稿をサボり勝ちでした。FBをやっていない人もいるので、これではいけないと反省?し、一度FBに投稿したものではありますが、時間のある時に、こちらにもコツコツと(再)投稿しますので、御了…

小ペン画ギャラリー16 「中断再開後の近作‐油彩転写」 

小ペン画ギャラリー16 「中断再開後の近作‐油彩転写」 今年も半分過ぎ去ろうとしている。年明け以来、憑き物が落ちたように、小ペン画を描かなくなった。それまで平均して週に5、6点ぐらいは描いていたのが、一月は4点、二月0点、三月1点、四月5点、五…

「小ペン画ギャラリー-15 コラージュ」

「小ペン画ギャラリー-15 コラージュ」 「小ペン画ギャラリー」で人物を描いた作品を紹介することに、少々飽きた。人物を扱った割合が圧倒的に多いのだから、やむをえないのだが。 では次は「人物の登場しない絵」を出そうかと、リストアップしてみたら、案…

小ペン画ギャラリー‐14 「をみな」

振り返れば、「小ペン画」で描いた人物は、圧倒的に「女」が多い。8割以上か。 小画面を描くにあたって、人物が格好のモチーフであると再認識したことについては、以前に別の場で述べた。ではなぜ「圧倒的に女が多い」のか。「女」でなければならないのか。…

「石仏探訪-18 二猿庚申塔と二匹の猿」

4月12日午後、今年24回目の石仏探訪。 檜原村北谷の茅倉、中里、白倉、千足と、本宿の一部。山腹にへばりつく集落の中の細い急傾斜の道を、女房は必死に運転する。 大嶽神社、熊野神社、御霊檜原神社をメインに、路傍のあちこちに石仏(群)がある。あちこ…

小ペン画ギャラリー-13 「濃くて、くどい絵」

前回の「あっさり」系に対して、今回は「濃くて、くどい、描き過ぎ(かもしれない)」系。(まあ、それほどでもないかもしれませんが…) 「あっさり系」というのは、確かに見るぶんには見やすく、鬱陶しがられず、嫌われない。造形的にも、余白とか、間とか…

石仏探訪-17 「花と新発見(資料未掲載)の石仏三体」

3月14日。女房につき合って、横沢入にヨゴレネコノメソウを見に行く。まだ早すぎた。入口にある大きなコブシ(木蓮?)は満開には少し早いが、豪華なくせに静かな印象で、毎年見るのを楽しみにしている。 ↓ 横沢入入口に咲くコブシ(あるいは白木蓮)。 その…

石仏探訪-16 「福生市千手院の三陸海嘯供養塔」

3・11。当時、キューバからメキシコへの旅(3.1~3.15)の途上にあった私は、3・11を体験していない。最初に知ったのは、IT事情のきわめて悪いキューバのハバナで。新聞や画像を初めて見たのは、翌日のメキシコシティの空港で。 日本にいなかった私の感じ…

石仏探訪-15 「美しき聖観音と世界の墓地 – 2」

少し前に八王子市恩方方面に石仏探訪に行った。自転車やバスで行くとなるとかなり不便な地域だが、女房の車で行くと30分足らず。 恩方と言えば、和田峠に抜ける案下川沿いの陣馬街道と「夕焼け小焼けの里」。だが私が最初に目指したのは、その上流の支流の醍…

「石仏探訪‐14 美しき如意輪観音 二つの墓地と世界の墓地・その1」

半月前ほど、日の出町細尾の光明寺に行った。寺の前、境内と見て、傍らの墓地ものぞいて見る。私の石仏探訪は、基本的には墓域内の個人墓標は対象としないが、墓地入口あたりに六地蔵をはじめとする石仏群があることが多く、また墓域内にも時には見るべきも…