艸砦庵だより

河村正之のページ 絵画・美術、本、山、旅、etc・・・

近況:「『あきる野便り』・MWW・イタドリ」

 少し前に取材を受けた「あきるの便り」が昨日届いた。読売新聞の販売店あきる野市や近辺の日の出町、檜原村などに配布している地域情報誌。さっそく「見ましたよ」という電話やら近所の人からの声掛けがあり、部数の多さゆえの反響にちょっと驚く。1日だけの新聞折り込み、少々面映ゆいが、せっかくだから近況報告を兼ねて紹介。内容については、特に言うことはありません。

 

 ここのところ、FB投稿をサボっている。近況は基本的に変わっていない。日々、制作を軸とし、家事・雑事が加わる。時々、気晴らしをかねて美術館や画廊に行き、石仏探訪に徘徊し、誘われれば飲みに行く。

 少し変わったのは最近、研究(?)と勉強(?)の時間が増えたこと。

 FBにMWW(The Museum Without Walls/Le Musée Imaginaire)というサイトが、毎回数百点規模の歴史的な絵画の画像を投稿している。最初は無視していた。多すぎるし、私的にはすでに見切ったものが多い。今さら勉強しようという気もあまりない。

 だが、チラッと見ればどうにも魅力的だ。画像の質も良いし、解説のデータも信頼性が高い。いくつかの作家の画像を、制作年と翻訳したタイトルを添えて保存してみた。数が増えれば自然に時系列のアーカイブができてくる。大きめのパソコン画面で見れば、下手な画集よりはるかに資料性は高い。全く未知の画家が現れ、ほとんど無縁だった国の美術史が浮かび上がってくる。今さらながら恐るべき美術史世界の厚み。私自身の美術史の書き換えが余儀なくされるような気がする。

 そんなことにかなりの時間とエネルギーを費やしている。よってFB投稿しているヒマがないという次第。

 

 昨日は久しぶりに裏山歩きに行った。桜、ミツバツツジその他の花盛り。昨日今日とイタドリやコゴミを少しばかり採る。夕食で美味しくいただく。

 最近はそんな日々です。

 

 

 ↓ 「YCあきる野便り」2023年4月号。

 

 ずいぶんてんこ盛りに作品を掲載していただいた。

 

 

 ↓ パソコン上に「海外絵画-近現代」と称するフォルダーを作る。同系列で他に「プリミティブアート」やら「~-古典」のフォルダーが並ぶ。



 

 ↓ その下の階層の中の一例、「ロシア・ソ連-1850年以降生れ」のフォルダー。

 

 

 ↓ 「ロシア・ソ連-1850年以降生れ」の下の階層にある「1844–1930 イリヤ・レーピン Ilya Repin」のフォルダー。

 

 作品画像が100点ほど。とてもじっくり見ているヒマがない。

 

 

 ↓ 昨日登った網代弁天山山頂から。

 近くの桜から新緑の淡い色あいをへて都心方面をのぞむ。秋川サマーランドの観覧車が見える。

 

 

 ↓ 今日の散歩の秋川の川原に生えているイタドリ。

 

 これぐらいの太さがちょうど食べごろ。

 

 

 ↓ 収穫したイタドリとコゴミ。

 

 一回食べるぶんだけ採れば充分。

 

 

 ↓ 今日の夕食は珍しく野菜中心。ヘルシーっぽい。

 

 上の中がイタドリのごま油炒め。昨日は油揚げと煮物にした。好みはあろうが、私はイタドリがけっこう好きなのである。

 右下が茹でたコゴミ。鰹節醤油とマヨネーズで。淡泊繊細でこれも好きな山菜。

 

(記・FB投稿:2023.4.3)